武蔵小杉徒歩4分の鍼灸治療院。首肩こり、腰痛、自律神経の乱れまでご相談下さい。

このような事でお困りではありませんか?

  • 緊張すると、汗が止まらない
  • 電車に乗るとよく汗が出てくる
  • 室内に入ると汗が出てくる
  • 頭皮に異常に汗をかく事がある
  • 不安な事があると汗が出てくる
  • 何もしていない十のにたまに汗が突然出てくる事がある
  • 周りの環境が変わると汗が出やすい

そのお悩み、武蔵小杉はりきゅうここわへご相談下さい。

 

 

 

多汗症とは

異常な量の汗をかく状態のことを言い、全身に汗をかく全身性多汗症と、手のひらや足の裏、脇、顔などの体の一部分に汗をかく局所性多汗症に分けられます。

多汗症は、特に原因のない原発性多汗症と、他の疾患に合併して起こる続発性多汗症があります。続発性多汗症の原因としては、甲状腺や糖尿病、心臓の病気、閉経、肺の病気、パーキンソン病、癌、感染症、神経障害などがあげられます。

 

発汗のメカニズム

私たちが汗をかく場合は

温熱性発汗 熱く感じる時にかく汗

②精神性発汗 緊張する時にかく汗

③味覚性発汗 辛い物を食べたときにかく汗

の3つのメカニズムがあるとされています。

温熱性発汗

気温の影響や運動などにより、上昇した体温を脳(視床下部)が感知して、交感神経を介して汗腺(エクリン汗腺)を刺激することで生じます。
手のひらや足底を除く全身から、持続的に発汗され、熱を放出します。

精神性発汗

ストレスや緊張などの精神的刺激により脳(扁桃体など)にある精神性発汗中枢が刺激され活性化します。その結果、視床下部から交感神経を介して汗腺(エクリン汗腺・アポクリン汗腺)が刺激され、汗が生じます。
手のひらや足底、ワキの下など限られた部位で短時間に発汗するのが特徴です。

味覚性発汗

辛み成分のカプサイシンが口腔内の粘膜にある温度感受性受容体に作用することで汗が生じます。
頭部や顔面部、おでこや鼻などに発汗し、食べ終わると汗がひくのが特徴です。

 

 

東洋医学からみる多汗症

汗が出てとまらないものを「汗証」(多汗症)といいます。

汗は四季に応じたかき方というものがあり、
夏は、腠理(毛穴)が開いていて、比較的汗がよく出て、
冬は腠理が閉まっているため、汗は比較的かきにくいのが
自然の摂理というものである。

汗は本来しっとりとかくものであり、汗が出ないもの、汗が出て止まらないものは、異常があるものと考えられています。

汗は体に必要な水分の一部であり、東洋医学でいうところの「心」に属すと古来から言われています。

東洋医学では、「汗は心液なり」「汗血同源」と呼ばれていて、汗も血も体に有用な水分の変化したものであり、その水分を津液と言う。

「陰陽、加わりて汗を為す」と言われ、陰陽が調和して、はじめて人は良い汗をかくと言われています。

 

東洋医学による「汗」の分類

自汗
安静にしている状態で出る汗。しきりに汗が出る。
体の基本的なエネルギーとしての「気」が不足し、体の陰陽のうち、陽気が弱ると起こると考えられています。
精神的な疲れや呼吸の浅さ、体の冷えといった他の症状と一緒に現れることがよくあります。

盗汗
夜寝ている時に出る汗、いわゆる寝汗。
体の津液(水分)が枯れて体が渇いている状態で、体内に熱がこもる結果として現れます。陰虚という状態。
この状態は、手や足の熱感、不眠、顔のほてり、喉の乾燥などの症状とともに現れることが一般的です。

脱汗
大量の汗。あぶら汗や冷や汗。手足の冷えや、呼吸が弱くなる。
これが進み、危篤状態に出てくる汗を「絶汗」という。

戦汗
外感病にみられ、悪寒のあとに突然出る汗。

 

多汗症のタイプ

①ダラダラタイプ

②じっとりタイプ

③ストレスタイプ

④疲労タイプ

当院では上記の4つのタイプに分類しています。

 

①ダラダラタイプ

このタイプは、少し動いただけでダラダラと流れるように汗が吹き出します。
またじっとして何もしていなくても汗をダラダラと流す事もあります。

外気の寒さ、湿気、乾燥の気、暑さなどから身を守る能力、これが東洋医学では「衛気」といわれていて、これが肺の気の力と言われています。
これが弱ると毛穴が開き、汗が漏れ出てしまいます。

 

②じっとりタイプ

体の中で水の流れが悪くなり湿気が体の中にたまっているような状態。これが長期間続くと熱化し、湿熱となります。

暴飲暴食や、胃の機能が低下し熱を絡むとこの湿熱になり、汗となってじっとりと漏れる性質があります。

 

③ストレスタイプ

日頃からストレスが多い方、緊張しやすい方に多いタイプで、体内の気の流れが悪くなることが影響していると考えます。

良く眠れなかったりまた冷や汗が多い疲労タイプの多汗症。

手のひらや足の裏、脇など部分的な汗に悩まれるケースが目立ちます。

 

④のぼせタイプ

体内の熱と水分のバランスが乱れる、熱が体内にこもる為、汗をかきやすくなります。

東洋医学では、陰・陽(水・熱)のバランスが乱れている状態と考えます。

更年期症状に多い上半身の多汗症も、腎の陰陽バランスの乱れている状態と考えます。

上半身がほてる、寝汗をよくかく、手のひらや足の裏が熱く感じるなど熱の症状がみられます。

 

 

当院での治療法

当院では、上記の4つのタイプと、自律神経系をはじめそれ以外の細かい症状に合わせ、適切な経絡、経穴にアプローチをしていきます。

東洋医学では、多汗症以外の症状、疲れやストレス、胃症症状、動悸、めまいなど、ひとつひとつの症状や状態に着目しつつ、根本の原因に対し、「気・血・水」・「全身の臓腑」のバランスの乱れを整えることでアプローチしていきます。

 

日常生活でのセルフケア

食事を見直す

まずは栄養のバランスを考えて食事を摂る事が大切。
発汗が気になる時は、交感神経の働きを過剰に高めてしまうようなものを避ける事も重要です。
特に辛いものや刺激の強いもの、カフェインの多いもの(コーヒー、紅茶、チョコ、エナジードリンク等)は、汗が出やすい状態になってしまいます。

リンパ節を冷やす

体に熱がこもっている時は、リンパ節や太い血管がある部分を冷やすと良いとされています。
保冷剤・冷えたペットボトルなどを利用して、脇の下、首の後ろ、ひざの裏、太ももの付け根を意識して冷やすと効果的です。
体の冷やし過ぎには注意が必要です。

生活習慣を整えストレスをためない

自律神経のバランスが整うことで、異常な発汗を防ぐことができます。
十分な睡眠をとり、軽めの運動(ウォーキングやヨガなど)を普段から取り入れると良い生活の中に取り入れてみましょう。またストレスをなるべくためないように、上手にリフレッシュしてストレスを解消することも、自律神経のバランスが整い多汗症の予防につながります。

症状が改善しない場合は早めに医療機関に相談する

多汗症は、更年期障害や甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、糖尿病、感染症、神経障害などの病気が原因で起こる場合もあります。

症状が改善しない場合は、早めに医療機関で検査を受けることも大切です。

 

 

 

多汗症でお悩みでしたら、当院にお気軽にお問い合わせください。

 

武蔵小杉はりきゅうここわ

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