ぎっくり(ギックリ)腰とは?
何かのきっかけで急激に発症した腰の痛みの総称で、一般的に呼ばれる名称です。
(疾患名ではありません)
ギックリ腰の発症の要因は様々
- イスから立ち上がる時
- 朝ベッドから起き上がる時
- 前かがみになった時
- ものを取ろうとした時
- 靴下・ズボンやスカートをはく時
- せき・くしゃみをした時
- 運動中
などなど・・・
様々で、日常生活の中でよくある何気ない動きでよく起こります。
ギックリ腰はどんな状態?
●腰椎の関節・靭帯を痛めるもの
●腰の筋肉・筋膜などを痛めるもの
●骨盤の関節(仙腸関節)を痛めるもの
●腰椎椎間板ヘルニア
などなど。
原因は様々ですが、普段から慢性的な腰の痛みや張りの症状、ストレスなどがある方に起こりやすい傾向にあります。
症状は程度にもよりますが、発症後に
- 何もしなくてもズキズキ痛む
- 腰が熱を持ってる感じがある
- 腰が腫れている感じがする
などの症状が一つでもある場合は基本的にアイシングと安静(2~3日)が回復への近道です。
上記の症状があるときにお風呂につかり温めると、周りの筋肉は緩むので一時的に楽になったような感じはあるのですが、腰の痛みのある部分の炎症が進んでしまう事がよくあります。
そのため、痛めた直後はシャワーだけにしていただく事が多いです。
しかし、ずっと安静にしている事は回復が遅れてしまうと言われています。
軽い痛みであれば動ける範囲で動く、日常生活を送る事が重要な事もあります。
そのあたりの見極めもしっかり行いながら皆様にお伝えしています。
当院での治療方法
武蔵小杉はりきゅうここわではギックリ腰の方はなるべく短い時間で施術を行っています。
腰の痛みの状態や痛みの経過、発症過程、腰の張り、熱感、既往歴などを細かく伺い、痛みの出ている個所の負担となっている部位を見極め、腰、腰以外のツボや筋肉などに鍼やお灸を行います。
痛みの原因となっている部分を身体の構造的に考え、また、症状を発症する原因を東洋医学的にも考え、両面からアプローチしていきます。
症状がひどく痛みがでうつぶせになれない方は、立ったまま、座ったまま、また、横向きで鍼とお灸を行い、様子を見ながら施術します。
症状に合わせて、最小限の刺激でアプローチをし、日常生活での注意点など、症状によりコルセットもおススメしています。
発症から2~3日経過し、急性期の強い痛みが軽減してきたら、症状により少しづつ温めたり動かしたりするのをお勧めします。
痛みが強く出ているところが悪いとは限りません。他の部位をかばう為に負担がかかる事が非常に多い為、あらゆる事が関係してきます。
まずはギックリ腰にならないように、腰だけではなく、腰以外の日頃からのケアがとても大事です。
当院では症状の経過に合わせた注意点や、自宅でのケアの方法などをお伝えしていますので、お気軽にご相談下さい。