武蔵小杉徒歩4分の鍼灸治療院。首肩こり、腰痛、自律神経の乱れまでご相談下さい。

猫背について

猫背とは、皆さんご存じのとおり背中が丸まった状態の事。

 

猫背は、背中が丸まるのと同時に、顔や顎がやや前方に位置する事が多く、全身であらゆるバランスを取るようになります。

 

猫背が習慣化していまうと?

猫背が習慣化し長期間にわたると、体はその状態を覚えてしまい、その猫背の状態で固まりやすくなってしまいます。

 

胸や鎖骨周り、お腹などの体の前面が縮こまった状態で固まり、皆さんご存じの「巻き肩」と言われる状態に。

 

 

姿勢保持のメカニズムは?

我々は人類の進化に伴い、4足歩行から2足歩行となり、複雑なメカニズムの元に自然な状態で生活をしています。

「まっすぐ綺麗に座っている姿勢」

「まっすぐ立っている姿勢」

 

どちらも体の前面、後面の様々な筋肉を自然と収縮した状態で使っています。

その筋肉の収縮は、重力に対して体が倒れないようにバランスをとるように働く為、無意識のうちに使っています。

 

猫背ではなく、まっすぐな姿勢における筋肉の状態は、

自然でニュートラルな状態でも、体の後ろ側の筋肉の方がやや強く働き、筋収縮が起こっています。これが自然な状態です。

 

 

皆さんは寝落ちした経験はありませんか?

例えば、学生時代の授業中や電車の中で寝落ちした経験はありませんか?

 

その際、顔が前にガクっと落ちた経験はありませんか?

寝落ちする瞬間は、体の筋肉が全て脱力し筋肉は力を緩めます。

 

普段は、良い姿勢であっても首の後ろの筋肉が頑張って収縮し、頭を支えているのが自然な状態で、寝落ちし筋収縮が無くなると、頭を支えられず顔が下に落ちてしまうのがこの状態です。

てこの原理のようなイメージです。

 

 

呼吸が浅い、胃もたれ/食欲不振/便秘/等といった症状はありませんか?

これらのような症状は、「猫背」による影響も少なからずあります。

また、その逆もしかり、「内臓の不調」が原因となり「猫背」を引き起こしてしまう場合も。

胃の不調やお腹が痛い時などに、お腹をかばうようにして体が丸くなった経験はありませんか?

これはお腹を守ろうとする体による自然な反応のひとつです。

 

 

東洋医学では猫背とは?

東洋医学では、背筋がしっかりと伸びるためには、陽気(陽のエネルギー)が十分に必要と言われています。

背中にある督脈(とくみゃく)という経絡に十分な陽気があることで、良い姿勢が維持できると考えられています。

この陽気が不足してしまい、督脈や、それと対の関係の任脈(にんみゃく)に問題が生じると、背筋を伸ばした状態が維持できずに猫背になってしまうと考えられています。
(督脈は背中側の真ん中のライン、任脈はお腹側の真ん中のラインを通る経絡)

陽気が不足してしまう原因としては、陰に属する飲食物の過食が多いとされています。

陰に属する飲食物は主に、キンキンに冷えた冷たい飲み物や、体を冷やす作用のある食材。

「陰」の食材:小麦、トマト、きゅうり、ゴーヤ、スイカ、メロン、白砂糖など。

 

暖かい土地で獲れるものや、夏に収穫される食材は、体の熱を逃がす働きがあるので、陰陽では陰に属します。

 

また、背中には「肝」「心」「脾」「肺」「腎」という五臓に関係するツボがあり、それらの経絡に影響が出てしまうとバランスが崩れ、背筋を伸ばした状態が維持できなくなってしまう事もあると言われています。

 

 

猫背に対する当院でのアプローチ

上記で挙げたような様々な要因や構造医学をベースに、東洋医学に関するところも考慮しながら猫背に見えてしまっている本当の原因をつきとめ、アプローチしていきます。

猫背だから肩と背中の筋肉をゆるめて、背中側だけのアプローチでは全くございません。

構造医学を元に猫背を引き起こすメカニズムとして、どの部位の関与が強いか、等を総合的に判断しながら適切なアプローチをしていきます。

また、東洋医学を元に体質に合わせた施術をする事により体全体が整いやすくなり、症状が良い方向に向かいやすくなります。

 

 

セルフケアは?

①スマホは顔の高さで操作する
スマホを顔の高さに上げて操作すると、重心が前方へ寄らない為、背中側の筋肉の負担が減ります。

②座り方の改善
普段の座り方を、意識して改善してみましょう。

背もたれまで深く腰掛ける
坐骨(おしりの骨)で座るようにする
顎を引いて背中を伸ばす

 

また、デスクワークなどの日頃の姿勢は、体への影響が非常に大きく重要となります。

お身体の状態に合わせたセルフケア等もお伝えしておりますので、当院までお気軽にお尋ねください。

 

 

武蔵小杉はりきゅうここわ

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