こんにちは！武蔵小杉はりきゅうここわの天羽です。

皆さまは、耳鳴りを経験されたことはございますか？

最近では、ストレスや疲労など、自律神経の乱れによって起こる場合も多く、
私も昔、疲労が蓄積しているときに耳鳴りがしたことがあります。

幸いなことにすぐに良くなったのですが、
耳鳴りは様々な原因によって起きる可能性があるので、
今回は耳鳴りについて載せていきたいと思います！

耳鳴りとは？

実際には何も音がしていないにもかかわらず、自分の耳や頭の中で雑音が聞こえる状態を「耳鳴り」と言います。

耳鳴りは症状であり、特定の病気ではありません。非常によくみられ、程度の差はありますが、全人口の10～15％の人が経験するといわれています。

耳鳴りの原因は？

様々な原因から起きる耳鳴りですが、
これまでに実際私が治療に携わった疾患について、載せたいと思います。

突発性難聴

ある日、突然、片方の耳が聞こえなくなり、耳鳴りやめまいを伴います。詳しい発症のメカニズムは不明ですが、ストレスが関係して発症すると考えられています。

治療が遅れると、元の聴力が戻りにくくなるため、左右どちらかの耳の聞こえが悪くなった場合は、至急（遅くても症状が現れてから１～2週間以内）、耳鼻咽喉科を受診、治療の介入が必要になります。

メニエール病

20～50代の女性に多く見られ、突然、ぐるぐる回るような回転性のめまいが起こり、吐き気や嘔吐を伴う。めまいの前後には左右どちらかの耳に耳鳴りや難聴、耳の詰まり感も伴います。

内耳の中にある液体量が過剰になることが原因（内リンパ水腫）と考えられていますが、なぜ液体が過剰になるのか詳しいメカニズムは分かっていません。

老人性難聴

加齢が原因で聞こえが低下する難聴で、両耳の耳鳴りを伴うことがあります。50～60代からの発症が多いですが、中には40代で発症するケースも。

耳の内耳にある「蝸牛（かぎゅう）」という部分の「有毛細胞（音を感じる細胞）」が老化し、壊れてしまうことが原因で発症します。

大音量によるもの

大音量の音で蝸牛の有毛細胞が障害され、聞こえが低下する難聴で、両耳の耳鳴りや耳の痛みを伴います。ヘッドホンやイヤホンを使って長時間大きな音を聞くことで発症するケースが多いです。

自律神経失調症

ストレスや疲労、睡眠不足などが続き、自律神経の働きが乱れることで、「キーン」「ピー」などの耳鳴りが起こる場合があります。

現代ではこのタイプの耳鳴りが多くみられます。

低音障害型感音難聴

低い音だけが聞こえにくくなる難聴で、低音の耳鳴りを伴います。メニエール病と同じく、20～40代の若い女性に多く発症しますが、めまい症状がないのが特徴。

突発性難聴と比べると症状が軽く、聴力が回復しやすい傾向がありますが、一度完治しても、ストレスや疲労などにより、繰り返し起こることがあります。

中耳炎や耳管狭窄症（じかんきょうさくしょう）

風邪などをきっかけに中耳や耳管など耳内の器官に異常が起こる「滲出性中耳炎（しんしゅつせいちゅうじえん）」や「耳管狭窄症」を発症すると、低い音の耳鳴りが起こることがあります。

首肩の凝りやストレス

首肩の凝り、疲労、精神的なストレスなどにより、低い音の耳鳴りが起こる場合があります。

急な気圧の変化

天候の変化で気圧が急に低下した時などに、低い音の耳鳴りが起こることがあります。

このように様々な疾患によって起こるため、
お一人お一人に合った耳鳴りの原因を探っていくことが大切になります。

はりきゅうここわでの耳鳴り治療について

当院では西洋医学的なアプローチに加え、
鍼灸特有の東洋医学的アプローチも用いて、
より患者さんの体質に合わせた効果的な治療を行っております。

耳鳴りに関しても、
東洋医学を用いることによって、より良い効果を引き出すことができます。

耳鳴りに直接関係がなさそうなことに関しても問診でお尋ねすることがありますが、
それは患者さんの体質、体調を見極めて、
東洋医学的観点から治療を行う上でとても大切な情報になります。

様々な情報を整理し、患者様に合わせた経絡、経穴にアプローチしていきます。

ですので、耳鳴りで悩んでいて治療を受けていたけど、
首肩こりも良くなった！
自律神経の症状が和らいだ！
など他の症状も併せて良くなるケースもあります(*^^*)

今からできる！セルフケア

睡眠をしっかりとる。

ヘッドフォンなど大音量で音楽を聴くなどの大きな音をなるべく避ける。

耳を労り、休める時間をつくる。

アルコール、暴飲暴食、急激な気圧の変化等に気をつける。

当院でも、耳鳴りの症状でお悩みの患者さんが多くご来院されます。
お一人お一人のお身体に合った治療がカギとなりますので、
お悩みの方はお気軽に当院にご相談くださいませ。

天羽

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