武蔵小杉徒歩4分の鍼灸治療院。首肩こり、腰痛、自律神経の乱れまでご相談下さい。

こんにちは!
武蔵小杉はりきゅうここわの蒲谷です。

緊急事態再宣言となりました。
なかなか思うように終息しないこの状況に歯がゆさを感じますね(´・ω・`)

当院も、対象外であれど、スタッフそして患者様のリスク管理のため、営業時間を短縮して20時までとさせて頂いております。
ご理解とご協力をどうぞよろしくお願い致します。

この新型コロナウイルス感染症においての国民全体の予防対策のおかげで、例年流行する”インフルエンザ”の患者数が極めて少ないのだとか。

ウイルスが猛威を振るいやすい冬場の季節。
そのウイルスが侵入しやすく、住みつき、増殖しやすい原因をつくっているのは、実は自分自身だったりするのです!

ちょうど、私が講師を務めます予備校の「東洋医学概論」という授業で現在扱っている単元がみなさまにもお伝えしやすい内容ですのでご紹介したいと思います。

東洋医学では病気をもたらす病因を”外因”、”内因”、”不内外因”の3つに分類し、外から入り込んで身体を侵す病因(外因)を六淫(りくいん)と言います。これは文字の通り、6つの性質をもった邪気のグループです。※淫とはむさぼる・おぼれるという意味を持ちます。

私が板書をしたものをご覧ください。
(殴り書きで申し訳ございません(;^ω^))

六淫と書いてある横に青い字で書いてあるのが”邪気の分類”です。
風、暑(火)、湿、燥、寒という邪気があります。
それぞれに特徴、性質があります。

今回は今の時期に襲われやすい邪気についてお話し致します。

★まず、皆様ご存じの「風邪」。
これは一般的に「かぜ」と読みますよね?
これは東洋医学で「ふうじゃ」と読み、一般的な「かぜ」のことは医学用語で「感冒」と言います。

この「風邪(ふうじゃ)」という邪気は、年中襲ってきます。
性質は”軽い”、”動き回る”といった、いわゆる「風」そのもののイメージに近いです。
軽い性質は身体の上部を侵しやすく、動き回る性質でどこからでも侵入してきます。
侵入した後も動き回るので、痛みや痙攣などの場所の変化も特徴的です。

一番気を付ける必要があるのが首元と言われています。
首の後ろに「風門(ふうもん)」というツボがありますが、まさに「風邪が入り込む門」という意味とされていて、ここから風邪は体内に侵入します。

そのため、首は年中、注意をしていただきたいところ。
乾燥をしていれば保湿して頂きたいですし、逆に湿気の多い時期や汗をかく時期にはよく拭ってその湿りが風に当たって冷えることを防いで頂きたいですし、冷えることのないように温かくしておいて頂きたいです。年中、要注意です!

★次いで「燥邪(そうじゃ)」です。
こちらも文字の通り乾燥を主とした邪気です。
今の季節、そしてまだまだこれから冬本番に向けて強く現れてくる邪気です。
性質はまさに”乾燥”。”津液を消耗する”とされています。
津液とは体内の水分だと思ってください。
津液を消耗し、身体を乾燥させていきます。
その他の性質は「風邪」に似ていて、軽いのが特徴なので、身体の上部や体表を侵します。
そしてこの邪気の最大の特徴は”肺”を侵すこと。
乾燥させ、肺を侵せば、ウイルスや菌にとっては絶好の住処。
この季節に最も注意してほしい邪気です。
のどは常に温め、潤わせ、邪気から身を守りましょう!!!

先日、ワタクシとしたことが・・・
暖房をつけっぱなしにして寝てしまったら・・・
のどが・・・痛い。。。
やってしまいました!燥邪のオモウツボ(´;ω;`)
というわけで!

自分で鍼をしました!
他にも数か所やったのですが、撮る前に外してしまって・・・残念。
患者様によく質問していただくのが「自分で鍼を打ったりするのですか?」と。
もちろんです☆可能な範囲で自分でも鍼やお灸を施しますよ(^^♪
おかげさまで翌日にはよくなりました(*^^*)
また、他の鍼灸院へ受けに行くこともあります。
色々な方の施術は勉強にもなりますし、各所の響き方も知ることができます。
患者様に鍼をする際に、どこがどういう響きを与えるのかを知った上で施術することはとても大切なことだと思っております。
少しでも患者様の視点で感じることができるように、日々努めております(^^)/

★最後は「寒邪(かんじゃ)」
寒邪は身体を冷やす邪気です。
寒邪も今まさに絶好の季節!これからさらに強くなるでしょう。
寒邪はこの季節の邪気としては少し厄介で、性質に凝滞性、そして収斂性を持っています。
凝滞性は凝り滞ると書くそのもの、身体の巡りを滞らせ鈍らせる性質です。
収斂(しゅうれん)性というのは、引きつらせることです。
寒くなってきて、冷えを感じ、身体がこわばり、カラダに引きつりを感じたら寒邪の仕業です。
常に身体を温めるよう努め、身体の巡りをよくしていきましょう!!!

いかがでしたでしょうか。
このように、季節ごとに感じる身体の変化や違和感そして病気は、東洋医学では邪気が引き起こすものとされています。面白いですよね( *´艸`)

このようにして、予備校では授業をしております♪
少しでも東洋医学に興味を持って頂けたら嬉しい限りです☆

それではまた(^_-)-☆


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