こんにちは、大屋です(●^o^●)
本日は寒い時期に発症することが多いぎっくり腰(急性腰痛)の治療例をご紹介します。
患者様 ギックリ腰 50代 女性 デスクワーカー
朝ベットから起き上がった際に痛める。
その当日に来院されましたが、
来院時は痛みによって背筋が伸ばせなく、少し前傾姿勢でした。
数時間経っても痛みは変わらず
前傾姿勢から、さらに前にかがむ動作(洗顔、着替え、トイレ等)
により痛みが強く感じ(増悪因子)
背もたれのある椅子に座っていると少し楽(緩解因子)という状態でした。
痛みの出る動作、逆に楽になる体勢、動作を可能な限りチェックし
鍼灸適応なのか、治療ポイントはどこになるのかを考えます。
その日の施術に関しては、腰に痛みを和らげるための軽めに鍼と灸を。
身体の構造を考え首、肩、手足、お腹にはしっかりと治療を行いました。
2回目の来院は3日後
痛みは続くものの、レベルとしては10→5。
当院では
ペインスケール(患者様の感じている痛みの度合いを数値などで表す事)を用いて
評価していくのですが
ギックリ腰などの急性症状の炎症反応というのは長いと72時間。
鍼灸をしたことによる生体反応も2,3日かけて起こると言われています。
そういった理由から、当院では短くても2日は空けて来院していただいています。
お話しを聞くと、治療してから翌日、翌々日と徐々に痛みが引いたそうなので
治療効果としては良い反応だと考えました。
2回目でもまだ身体が伸ばしきれていないことによる症状が目立っていたため
そこを改善できるように鍼灸治療を。
主に股関節、負担のかかっている下半身を中心に施術しました。
腰の痛みというよりは
その痛みによって身体のこわばり、代償姿勢がかなり強く出ていた印象です。
前かがみになることで腹筋群、そこに繋がる大胸筋など。
深部の筋肉が使えないことによって足の重だるさなど。
ずっと休んで家でゆっくりできたらいいのですが、、、
現代ではなかなかそうもいかないですよね(T_T)
初回から1週間後に3回目
痛みのレベルとしては10→3
朝のベットからの起き上がりや着替えなどは比較的スムーズに行えるようになっており、体もまっすぐに。ご本人もまっすぐ立てていることを実感されていました。
ただ、体を反る動き、体を左に倒す動きに痛みがでて
あまり動かしたくないような感覚でしたので、この日はそこに関して施術。
身体を反らせる動きというのは
単に腰が反るだけでなく、スネ、股関節、胸椎、後頭部などなど、、、
全身が連動し起こっています。
身体を横に倒すのも同様で、腰だけが動くわけではないので
患部以外をみることがとても大事になってくるかと思います。
4~5回目
正常な可動域が戻ってきましたので全体のバランスが整うように
胸筋や広背筋などの関与も考え、まんべんなく施術していきました。
普段から鍼以外でもメンテナンスしている方でしたので
全5回の施術でいったん当院での治療は終了としました。
改めて腰は、からだの要といいますが、その意味を治療を通じて感じた気がします。
全身繋がっていますね(´ω`*)
実際、大屋も去年秋、はじめてギックリ腰を体験しました(汗)
痛みがあると、ずっとこのままなんじゃないか、いつ治るのだろう、と
不安になるお気持ちはすごくわかります。わたしもそうでした。
症状により個人差はありますが、強い痛みが発症してから数日は、体を休めることが重要です。
数日経過し、強い痛みが3~5割程、軽減してきた頃に、
少しずつ動かしていく事が重要で、回復が早くなるともわかってきています。
そのあたりの症状の経過を把握した上で、必要なセルフケアをお伝えしておりますので、
お気軽に当院へご相談ください!
ギックリ腰の際は、鍼灸による鎮痛作用、免疫力向上、東洋医学の理論、患部への負荷が軽減するように全身的にアプローチをする為、回復が早まります!
まだまだ寒い日が続きます。ご自愛下さいませ(*^^*)
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