こんにちは、武蔵小杉はりきゅうここわの栗栖です!
突然ですが、みなさんは、
日頃、ストレスを感じていますでしょうか?
現代社会において、お仕事、ご家庭、友人関係等、なんらかのストレスを感じている方が多いのではないでしょうか。
私、栗栖はストレスは非常に少ないと(自分では)思ってはいますが、そのような人ほど、意外と突然ひどい症状が発症したり、と危険だったりします。笑
ですので、
「ストレスについて」
ストレスとは何か、身体への影響も含めて、理解を深めると予防に繋がると思います。
このようなお悩みはありませんか?
- 最近、疲れやすくなった
- 食欲が落ちてきた
- 最近、怒りっぽくなった
- なんとなく体が常にだるい
- 嫌な事があると動悸はする
- 予定を入れるのが面倒くさくなってきた
- ちょっとした事でイラっとする
- 些細な事に敏感になった
これらの症状は日々のストレスの積み重ねにより症状として出てきているかもしれません。
ストレス社会の現代では、なんらかのストレスを感じながら生活している方が多いのではないでしょうか。
仕事をはじめ、家族や友人などの人間関係、課題などのやらなければいけない事、家事、育児、勉強・・・と様々な事がストレスに感じると思います。
ストレスといっても過度に受け続けると様々な症状を引き起こします。
なんとなく漠然とはイメージできるストレスを、対処法なども含めてご説明いたします。
ストレスとは
ストレスとは、外部からの刺激を受けた際に、心身に生じるあらゆる反応の総称と言われています。
程よい適度なストレスは、私たちの集中力やあらゆるパフォーマンスを高めることもあります。
しかし、過剰なストレスや長期間の慢性的なストレスは、心身のバランスを乱し、様々な不調や病気の原因となることがあります。
ストレスは基本的には3つタイプに分かれています。
・物理的ストレス(寒暖差、騒音、振動、空気の汚れ、放射線など)
・化学的ストレス(薬物、紫外線、アルコール、タバコなど)
・心理的、社会的ストレス(対人関係、職場や家庭環境など)
皆さんは上記のどこかに当てはまるでしょうか?
一つではなく、複数の要因が関係する事も非常に多いと思います。
まずはこの分類を把握するだけでも、少し頭の中が整理できるかもしれません。
ストレスで起こる体の反応
上記のようなストレスが継続されると、体にはあらゆる影響が出てきます。
これが過剰になったり、長期間続いたりすると、心身に負担がかかり、不調を引き起こす可能性があります。
それは、
・身体的変化
・心理的変化
・行動的変化
です。
〈身体的な変化〉
- 神経系:息切れ、動悸、めまい、頭痛、発汗、首肩こり、腰痛、疲労感、不眠、過眠
- 消化器系:食欲不振、過食、胃痛、吐き気、便秘、下痢
- 免疫系:免疫力の低下、風邪をひきやすい、アレルギー症状の悪化
- 内分泌系:ホルモンバランスの乱れ(生理不順など)
- その他:血圧の上昇、血糖値の上昇
〈心理的な変化〉
- 感情の変化:イライラ、不安、憂うつ、悲しみ、無気力、集中力の低下、記憶力の低下
- 思考の変化:ネガティブ・悲観的な考え、注意力散漫
〈行動の変化〉
- 過食、拒食、飲酒や喫煙の増加、引きこもり、攻撃的な行動、落ち着きのなさ、仕事のミスが増える
これらの症状は、複数の症状が同時に現れることもある事や、人によって現れ方が異なる為、他人と比べるというよりは、今までの自分と比較する事が重要と言われています。
ストレスが重なると起こる4つの段階
ストレスを感じている方の多くは、どのような状態なのかは把握しきれていないと思います。
ストレスを体が受け続けると、下記のような4つの経過をたどり体は変化していきます。
①始めになんとなくだるい時期
ストレスを感じ始めて、身体にも影響が出始める時期です。
・なんとなく常に疲れている
・体がだるい、重い
・様々な反応に遅くなる
次に
②ストレスに対して抵抗し始める時期
ストレスを一定期間受け続け体が悲鳴をあげると、人は倒れてしまいます。
体はストレスに対して抵抗をします。
・血圧の変化
・疲れやすくなる
・イライラする
・食欲が落ちてくる
・睡眠の質が下がる
など様々なことが気になり始める時期です。
体温を上げたり、筋肉を硬くしたり(首肩こり)、甘い物を食べたりし、その代償もあり、疲労感や精神不安定なども同時に出始めます。
③ストレスへの対抗力が弱まってきる時期
ストレスに対して抵抗する気力が落ち始めます。
先ほどあげた
・血圧の変化
・肩こりや腰痛がつらくなる
・疲労感が続く
・呼吸が浅くなる
・イライラし、ほてる
・食欲不信が続く
・睡眠の質がますます下がる
・なんとなくやる気がなくなってくる
東洋医学では、ストレスは「気・血・津液(しんえき)」の巡りの滞りや、五臓六腑の機能失調を引き起こすと考えられています。
その中でも特に五臓のうちの「肝」は、自律神経系や感情のコントロール、気の巡りを司る非常に重要な臓器と捉えられています。
この肝の機能低下により、気血の巡りが停滞し下記のような様々な症状がみられる事があります。
肝の失調:イライラ、怒りっぽい、目の疲れ、肩こり、めまいなど。
気の巡りの異常:イライラ、憂鬱感、ため息、胸のつかえ、腹部の張り、喉の異物感など。
血の巡りの異常(瘀血):むくみ、めまい、吐き気、体が重だるいなど。
ストレスが東洋医学の「肝」に与える影響
気滞(きたい)
ストレスを受けると、体内のエネルギーである「気」の流れが滞りやすくなります。
これは、東洋医学における「肝」は全身に気を巡れせる作用を担っている為。
ストレスによってこの機能が妨げられると、お腹の張り、イライラ、怒りっぽい、憂鬱感、ため息、胸や脇の張りや痛みといった症状が現れやすくなります。
肝気鬱結(かんきうっけつ)
上記の気滞の状態が継続し、悪化すると、肝の気が鬱積した状態になります。
これは、感情の抑圧や慢性的なストレスによって引き起こされやすく、精神的な不安定さ、不眠、消化不良、女性であれば生理不順やPMS(月経前症候群)などを招くことがあります。
肝火上炎(かんかじょうえん)
ストレスが長期間続くと、肝の気が熱を持ちやすくなります。
この熱が上半身に昇ることで、頭痛、目の充血、めまい、耳鳴り、顔面紅潮などの症状が現れることがあります。
肝血虚(かんけっきょ)
ストレスによって気の巡りが滞ると、血液の流れも滞りやすくなります。
また、過労や睡眠不足も肝血を消耗させる原因となります。
肝血が不足すると、めまい、立ちくらみ、目の乾燥、視力低下、爪の変形、皮膚の乾燥、不安感などが起こりやすくなります。
肝陰虚(かんいんきょ)
長期的なストレスや慢性的な病気は、肝の潤い成分である「陰(いん)」を消耗させることがあります。
肝陰が不足すると、ほてり、寝汗、口や喉の乾燥、イライラ感、不眠などの症状が現れやすくなります。
ストレスの解消法は?
- ストレスの原因を知りコントロールをする
自分がどのようなことにストレスを感じていのかを整理し、なんとなく感じていたものを、紙に書いたり、スマホでリストアップしてみることでスッキリします。
そのストレスを減らしたり、避けたりする工夫をします。 - ストレス反応への対処
- リラクゼーション:瞑想、ヨガ、ストレッチ、マッサージ、入浴など
- 運動:ウォーキング、ジョギング、水泳など
- 休息と睡眠:質の高い睡眠を確保することは、心身の回復に不可欠です。
- 趣味:音楽、運動、アロマ、温泉、サウナなど、気分転換になれば何でもOK
- 食生活の改善:バランスの取れた食事は、心身の健康を維持する上で重要です。
- 認知の再評価
自分のストレスがどこからきているのかを、なんとなく感じていたものを、紙に書いたり、スマホでリストアップしてみることでスッキリします。
「仕事」「家族」「友人」「趣味」など・・
日常の少しの悩みの中で、自分なりに優先順位をつけてみる事も一つの方法です。
自分の中であまり重要でないと思っていたことに気づいたり、それに対して重く考えすぎていた、と気づくことがあります。 - ソーシャルサポートの活用
家族や友人、仕事仲間など、信頼できる人に相談することも重要です。
専門家のカウンセリングなども有効な場合があります。 - 問題解決能力の向上
ストレスの原因となっている問題が把握出来たら、それをなくすことが一番のストレス軽減方法です。
・転職をする
・合わない人とは関わらない
・引っ越しをする
などです。手軽さはないですが、最終手段としては必要となる事もあります。
当院の治療法
東洋医学では、ストレスを単に症状として捉えるのではなく、体全体のバランスの乱れとして捉え、根本的な改善を目指します。
全身の気の巡りを整え、肝の機能を高めることを目的として行います。
また、個々の症状や体質に合わせて鍼灸を瘀度超す場所や施術法を組み合わせて、個々の体質や状態に最適なアプローチをしています。
個々の体質や状態に合わせたオーダーメイドの治療を行うことで、ストレスに強く、体の滞りを取り除き、心身ともに健康な状態を取り戻すことを目指します。
まとめ
ストレスは、私たちの生活に深く関わるものであり、適切に向き合うことが大切です。
ストレスの原因を可能な限り理解し、自分の心身の状態に目を向けながら、効果的なストレスマネジメントを実践することで、より健康的で充実した生活を送ることができるかもしれません。
もし、日々のストレスを実感している方、一人で抱えきれないほどのストレスを感じている方は、一度、専門機関に相談してみるのも良いかもしれません。
この情報が、あなたのストレス理解の手助けとなれば幸いです。
このように様々な対処法がありますが、気負いしすぎず、手軽に試せるものから始めてみるのも良いと思います。
お悩みの症状等ございましたら、お気軽に当院までご相談下さい。
東急東横線・目黒線「新丸子駅」徒歩2分、「武蔵小杉駅」徒歩4分
JR「武蔵小杉駅」北改札徒歩4分
武蔵小杉はりきゅうここわ
0件のコメント