こんにちは!
武蔵小杉はりきゅうここわの阿部です(^O^)
症状の説明などで、私はよく「気の巡りが悪い」「気が滞っている」と言うことがありますが、そもそも【気】とは何だ?と疑問に思う方も多いと思いますので、
今回は東洋医学の【気】について書いていきたいと思います♪
鍼灸学校の教科書や参考書には、、
人体の構成や生命活動を維持する精微物質である。
生命活動を営む根源的なエネルギー。
また、気は絶え間ない運動状態にあり、その運動には一定の規則がある。
などと記載されています。
簡単に言い換えると、元気や気力にあたります♪
また、気には、
温煦(おんく:身体を温める作用)、
気化(きか:生理物質の産生)、
防御(ぼうぎょ:免疫作用)、
固摂(こせつ:生理物質の漏出を防ぐ作用)、
推動(すいどう:生理物質を輸送する作用)
という5つの働きがあります。
なので、気が不足してしまうと、、
身体が冷えやすい、風邪を引きやすい、疲れやすい、ジッとしてても汗が出る、慢性の下痢、内臓下垂などを招いてしまうと言われています。
気が滞った場合は、、
お腹が張る、頭痛がする、末端の冷え、悪心、嘔吐、精神刺激により症状が増悪したりします。
なので、気はとても大切なんです(^^)
また、気は常に動いているので、昼間に体表面を25周、夜間に体内を25周していると言われています。
太極拳のゆったりした動きは、気が全身を動いているスピードだそうですよ♪
そして、気の巡りでとても重要なのが五臓六腑の肝臓の「肝」です!
東洋医学の肝には、疏泄(そせつ)と言って全身の気の巡りや生理物質を動かす働きがあります。
また、肝は春に弱りやすいという特徴があります。
そして、東洋医学の肝は、西洋医学の自律神経にあたるとも言われています。
なので春に自律神経が乱れやすいのは、東洋医学では「肝が弱っているから」という考え方になります。
鍼灸治療では、気を巡らせるツボ、気を補うツボ、肝を元気にするツボを使っていきます♪
他にも気になる症状や、東洋医学の「なんで?」など、ありましたらお気軽にご相談ください(^O^)
0件のコメント