こんにちは。
武蔵小杉はりきゅうここわの蒲谷です。
今回は、前回のblogにてご紹介致しました初詣の目的についてお話し致します(^^)/
北里大学東洋医学研究所の鍼灸診療部の関係者のみなさまは、毎年、江島神社もしくは両国にあります江島杉山神社にお参りに行きます。
この二箇所にあるお墓へ、お参りに行くのです。
さて、それはどなたのお墓なのでしょうか。
杉山 和一。近代日本鍼灸の中興の祖とされているお方です。
こちらが江島神社のお墓です。
とても見晴らしの良いところにいらっしゃいます♪
分かりやすくお話させて頂きますと・・・
杉山和一さんは、幼い頃に伝染病のために失明しました。
それから医の道に進みます。
皆様は鍼治療(はり治療)というとどのような光景を思い浮かべるでしょうか。
「トントンッ」と鍼を叩いているイメージはありませんか?
その形を生み出した創始者が杉山和一さんなのです。
そのトントンッと叩く術の名を「管鍼法(かんしんほう)」と言います。
日本で学ぶ鍼技術は基本的に管鍼法なのですが、その管鍼法、一体何をどのようにして叩いているのか、ご紹介したいと思います♪
先ずは、これが鍼を入れる筒、「鍼管(しんかん)」です。
そしてこの鍼管に鍼を入れてこのような状態にし、患者様のお身体へ持っていきます。
このほんの少し顔を出している鍼の部分をトントンッと叩いているのです。
またこの管鍼法は、石に躓いて生まれたものなのです!
真ん中に石碑が立っておりますが、その左隣の石。
杉山和一さんはこの石に躓き、意識を失います。
目覚めたとき、手には松葉が入った竹筒が握られていました。
これからヒントを得て、管鍼法を創始したと言われています。
その後、視覚障がい者のために鍼と按摩を教育したとして、この歴史が根強く、”鍼灸按摩は目の見えない方のお仕事”と思う人たちが増えたのだとか。。。
江島にはこのお墓とこの石が残されていますが、両国では、江島杉山神社と名付けられ、鍼師唯一、神社に祀られていることで有名で、鍼技術向上のみならず、福徳円満、芸能上達、学業成就も御利益ありますので是非、行ってみて下さいね(^^)
少し、鍼にご興味を持って頂けたでしょうか。
また少しでもご興味を持って頂けそうな出来事があればご紹介させて頂きます♪
それではまた(^_-)-☆
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