こんにちは(^^)
毎日暑くて冬が恋しい大屋です。
今回は、最近担当した患者様をご紹介します(´ω`*)
【50代 男性 医師】(普段は手術、運転が多い)
この患者様は、普段からホテルでの寝泊まりが多く、その度に首を痛めていたそうです。
当院への来院日は痛みが出始めて10日ほど経ってから。
いつもの寝違いかと思っていたそうですが、徐々に腕まで症状が広がる。
その間、整体や痛み止めの注射、鎮痛剤など試したそうですが症状は変わらず、、、
悪化はしていないものの、痛みが強いため寝ていてもゆっくりできず
来院日前まではかなりストレスがかかった日々を送っていたそうです。
MRIやレントゲンの検査はしていなかったとのことで、
できれば次回以降までに検査だけでもしていただくようお伝えしました。
(レッドフラッグの除外、治療方針の決定の為)
・できる動き→首を前に倒す
・できない動き→上向き、左向き、首を横に倒す
により痛みが発生し、首を左に倒す動作=左側屈が一番障害されていました。
上記動作により痛みの出る場所は左肩~肩甲骨の内側
鈍痛、ピリピリと感じるのは左の肩~肘までで一側性。
指先までの痺れ、握力低下、巧緻運動障害は無し。
運動痛の他、自発痛(何も刺激を与えていないのに痛い)もあり
痛みによるストレス、交感神経優位による呼吸の浅さも目立ちました。
【2回目の来院】
医療機関で検査をし、MRI検査の結果、頚椎椎間板ヘルニア(C5-6)であったとの事。
ただ、症状を見る限り
他の頚椎由来の疾患の併発の可能性もありましたので、
全身を治療していきました。
症状が強かったので来院頻度は週に1度とし
・痛みの出ている場所の鎮痛を目的
・患部(首)の負担が減る事を目的にし、細かい解剖学、構造の理論を用いて患部(首)以外の関節や筋肉の機能回復
・肝や腎のバランスを整え回復が早まる身体の状態へ
・治療中の体勢や就寝時の体勢へのアドバイス
などなど。
2回目の治療時から痛みは軽減し
4回目の治療では肩甲骨周りの痛みはほぼなくなり、
上腕のだるさなどがやや残る程度まで回復しました。
6回目からは月1度のメンテナンスへ移行し経過観察。
久しぶりの来院でも悪化していないようで、安心いたしました(*^^*)
ただただ筋肉が張っている部分だけの鍼灸マッサージでは、
本来の原因への対処がされないため、時間が経てば戻ってしまったり
戻ることでどんどん鍼灸刺激が強くなってしまったりと
身体にとっては悪循環になってしまいます(*_*)
どうしても辛いところを集中して施術したくなったり
焦ってすぐ治療を始めてしまい、
・適切な治療のポジショニングが取れない
・正しい鑑別ができない
などが起こる事も多いかと思います。
今回の症例で、鑑別(原因を見極める事)の大切さを改めて実感しましたし、とてもいい経験になりました。
もちろん、しっかり毎週きていただけた患者さまのおかげもあり、、、
ありがとうございました(*^^*)
それと同時に、やはり鍼灸はすごいなと。。。
まだまだいろんな可能性のある鍼灸治療。
お困りの際はお気軽にご相談下さい(*^^*)
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