こんにちは!武蔵小杉はりきゅうここわの大屋です(*^^*)
日に日に湿気が増し梅雨がもうすぐそこ、という毎日ですね(^-^;
新型コロナウイルスがはじまって3年が経ち
今までの日常が少しずつではありますが戻りつつあります。
そんな昨今、”慢性的な咳”について数多くのお問い合わせをいただきます。
ですので本日は”咳”についてご説明させていただきます(*´ω`)
このようなことでお困りではありませんか?
- 最近、咳(せき)が止まらなくなる事がある
- 寒い日に咳がでやすい
- 乾燥すると咳が止まらなくなる
- 痰が絡むような咳がよく出る
- イライラいしたりストレスを感じると咳が出やすい
最近ではコロナ罹患後からの長く続く咳が気になっている方も多いと思います。
まずそもそも咳とは
咳嗽(がいそう)ともいい、空気の通り道である気道に侵入した異物を追い出すために起こる身体の生理的な防御反応のひとつです。
また、気道にたまった「痰」を外に排出する役割をも担っています。
西洋医学の考え
咳は咳嗽(がいそう)とも言われていますが、その原因は様々で、軽めの「かぜ」から、生命に危険がおよぶ肺がんや肺気腫・肺炎など、多くの疾患でみられます。
特に3週間以上8週間未満の咳嗽を遷延性咳嗽、8週間以上の咳嗽を慢性咳嗽といいます。
〇遷延性咳嗽・・・3週間以上、8週間未満
〇慢性咳嗽・・・8週間以上
上記のように発症後3週間未満の咳嗽は急性咳嗽と呼び、その原因のほとんどはウイルスなどによる気道感染、いわゆる「かぜ」によるものが多いです。
遷延性咳嗽はなんらかの感染後の後遺症が多くを占めています。
慢性咳嗽は感染以外の疾患が主な原因となります。
慢性咳嗽の主な原因
我が国では咳喘息がその原因として最も多く、次いでアトピー性の咳嗽、後鼻漏、副鼻腔の問題、胃食道逆流性のもの多い傾向にあります。
痰が多い咳嗽の場合、異物を排除しようとする生理的な咳反射が多い為、「咳止め」で咳を止めようとすると、異物が停滞し、病変の悪化を招くこともあります。
東洋医学の考え
咳と関連の深い東洋医学でいう五臓の「肺」は、潤いを好み、乾燥を嫌う性質があります。
①冷えタイプ
寒暖差や夏の冷房による寒さ等で起こる咳の初期症状。
薄い色のさらっとした鼻水や痰、悪寒、発熱などを伴います。
かぜの初期に起こる咳もこのタイプが多く、身体が冷える事により症状が悪化してしまいます。
②熱タイプ
風邪等、ウイルスなどの影響で体に熱が発生すると、「肺」が炎症を起こして咳の症状が現れます。
濃いめの鼻水や痰、のどの渇きや発熱などの症状を伴うことが特徴で、体質的に熱がこもりやすい人も悪化しやすくなります。
③ストレスタイプ
日頃のストレスにより、体の巡りが悪くなり滞ってしまいます。
それが長期期間継続すると、東洋医学の理論で肺まで影響し、肺の機能低下し咳が出ます。
④痰湿タイプ
日頃の暴飲暴食などにより体の消化器系(脾胃)の機能に影響が出ることにより、老廃物や余分な水分がたまった状態。それが肺の機能に影響し咳がでる。
水分がたまっているので、湿度の高い日や梅雨の時期に悪化しやすい傾向にあります。
⑤虚弱体質タイプ
咳の症状が長期に継続し慢性化すると、体全体の体力が消耗していきます。
生命活動の源である五臓のうちの「腎」や、食べ物を消化吸収をする「脾(ひ)と胃」(胃腸)の機能も弱くなるため、「肺」の栄養や潤いも不足しがちになり、症状がなかなか良くならなくなる事が多いです。
などなど
西洋医学、東洋医学両面からご説明しましたがいかがでしょうか?
ご自身の症状に当てはまったものはありますか??
もちろん、一つの原因だけで発症する方もいれば様々な原因が複合して発症する方もいますので、これだけを治せばいい!というわけでもないのです(^-^;
次に咳へのアプローチ方法もご説明します。
咳の治療法
東洋医学では、咳に対する当院のアプローチは、五臓の「肺」を良い状態にキープする事が基本となります。
咳の症状以外でみられる体の冷えや熱のバランス、ストレス、消化器系の状態をケアしながら、肺の機能を高めるように、ひとつひとつの症状や状態に着目しつつ、根本の原因に対し、「気・血・水」・「全身の臓腑」のバランスの乱れを整えることでアプローチしていきます。
これらの消化器系の機能や「腎」の不調も肺の機能低下につながるため、自分の体質や症状を見極めながら適切に対応することが必要です。
また、西洋医学に基づき体の構造を考慮しながら、呼吸に関するあらゆる機能の負担を軽減し、呼吸器系への負担が最小限になるようにアプローチをしていきます。
セルフケア
・空気のきれいな場所で、ゆっくりと深呼吸
・野菜や大豆製品などをとる
・油っこいもの、塩分や糖分を適量に
・こまめな掃除でほこりやカビを除去
・たばこの煙や排気ガスな空気の悪い場所はなるべく避ける
・軽い運動により肺の機能をアップ
咳の症状は、多くの方が一度は経験があると思います。
また、日常的に咳の症状でお困りの方もいらっしゃると思います。
上記の症状でお悩みでしたら、武蔵小杉はりきゅうここわへぜひ一度ご相談下さい(*^^*)
大屋
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