こんにちは!
武蔵小杉はりきゅうここわの阿部です(^O^)
5月になり、少しずつ初夏の香りを感じるようになりましたね。
来月はいよいよ梅雨入り。
夏はすぐそこまで来てますね♪
今回は、熱中症の諸症状に悩まれてた方の症例を報告いたします<(_ _)>

30代 男性 デスクワーク
主訴 熱中症による諸症状
【現在の症状】
・熱中症による諸症状により、休職中。
(頭痛、気持ち悪さ、めまい、倦怠感、ほてり、末端の冷え、末端の痺れ)
1か月後に仕事復帰できるように体調を整えていきたい。
【その他の情報】
・来院される1ヶ月ほど前に熱中症になり、救急搬送された。
当時は、手足に痺れが出始めたと思ったら、目の前が急に真っ暗になって倒れた。
・初期の頃は気持ち悪さから始まり、時間の経過とともにめまい、末端の痺れ、頭痛などが出始めた。
・病院では、胃カメラの検査は異常なし。脳のMRIも異常なし。
・病院で処方された苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう:主にめまい)と五苓散(ごれいさん:頭痛、吐き気、暑気あたり)を飲んでいるが、症状の変化はない
・身体のほてりを感じるが、検温すると平熱。
【所見/考察】
・手先や足先といった末端に出る痺れはピリッとした感覚。
左右差なく左右同時に出る。
頚椎の伸展時は手先のみピリッと出る。
・他覚的にも自覚的にも手先、足先の冷えが強い。
発汗量が多いのも手先と足先。
手足のしびれは左右同時に出現しており、特定の末梢神経の走行と一致する症状ではありませんでした。
また、1ヶ月前に重度の熱中症で救急搬送されていることから、脱水や電解質のバランスの変化など、熱中症に伴う全身状態の変化も症状に関係していた可能性を考えました。
頚椎伸展時には手先のしびれが誘発されたため、頸部の動きとの関連についても確認しながら施術を行いました。
【自律神経の働き】
自律神経は、交感神経と副交感神経という2種類から成り立っています。
交感神経は身体を活動に適した状態にする働きがあり、車のアクセルのようなイメージです。
副交感神経は休息や消化などに関わりがあり、、車のブレーキのようなイメージです。
~交感神経の働き~
瞳孔拡大、心拍数UP、血圧上昇、血管収縮、胃腸の活動低下、呼吸促進、発汗亢進など
~副交感神経の働き~
瞳孔縮小、心拍数DOWN、血圧低下、血管拡張、胃腸の活動促進、呼吸抑制、(汗に関して非関与)
体温の調節は、主に発汗と血管の収縮と拡張によって行われます。
【首の状態との関連】
今回の所見では、首を後ろに反らすことで手先のしびれが誘発されました。
また、首や肩周囲には強い筋緊張もみられたことから、熱中症後の全身状態だけでなく、頸部の筋緊張や関節の動きなども症状に関係している可能性を考えました。
そのため、手足のしびれや全身症状だけをみるのではなく、首や肩、背中を含めた身体全体の状態を確認しながら施術を行いました。
【治療の経過】
今回のケースでは、熱中症後から続いている頭痛やめまい、倦怠感、手足の冷えなどの症状に対し、首や肩、背中などの筋緊張や、手足の冷えなどといった全身の状態を確認しながら鍼灸治療を行いました。
初回の施術後から身体が温まる感覚がみられ、その後も施術を重ねるにつれて、手足の温かさを感じる頻度や持続時間が少しずつ増えていきました。
また、復職に向けて体力を回復させるため、無理のない範囲で食事量を戻していくことも並行して行いました。
※鍼灸治療は、熱中症そのものに対する救急治療の代わりになるものではありません。
暑い環境で頭痛やめまい、吐き気、意識の変化などが現れた場合は、まず身体を冷やし、必要に応じて速やかに医療機関を受診してください。
今年の夏も酷暑が予想されています。
十分な休息と水分補給を心がけていきましょう!
少しでも「おかしいな?」と思うことがあったら、しっかりと休むことも仕事もスポーツも積極的にお休みを取りましょう(´-`).。oO
東急東横線・目黒線「新丸子駅」徒歩2分、「武蔵小杉駅」徒歩4分
JR「武蔵小杉駅」北改札徒歩4分
武蔵小杉はりきゅうここわ
