いつも当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
武蔵小杉はりきゅうここわの栗栖です!

11月19日(木)から11月22日(日)までの4日間、私、栗栖はお休みをいただきます。
ご不便・ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどお願い申し上げます。
今回のお休み期間中、私はタイ・バンコクの医科大学での研修に参加します。
人体解剖研修に関する内容です。
なぜ今、改めて解剖学を学びに行くのか
今もう一度「人体」と向き合う理由
私たち鍼灸師は、国家資格を取得する専門学校や大学などの学生時代に必ず解剖実習を経験します。
しかし、正直に振り返ってみると、当時の自分は臨床の経験も知識も圧倒的に不足していました。
教科書で暗記した筋肉、内臓、骨、神経などを実際の体と照らし合わせるのに、精一杯でした。
私は現在、現場で患者様のお体に向き合い続けて、20年以上が経過しています。
「なぜこのツボや筋肉に鍼を打つと、このような効果があるのか」
「筋膜の繋がりによって、なぜ遠くの痛みが改善するのか」
「鍼先、指先で感じ取る感覚は、実際にはどうなっているのか」
臨床経験を積むほど、触診の感覚が鋭くなります。
鍼の感覚など、手から伝わる感覚の解像度も高まります。
同時に、今の知識と技術を持つ状態で、もう一度実際の人の体を自分の目で確かめたい。
という欲求が強く湧いてきました。
20年前の自分に見えていた世界と、20年の臨床を経た今の自分に見える世界は、間違いなく格段に違うはずだからです。
バンコクでの研修機会
実はこの海外での解剖研修、昨年に行こうと思い、スケジュールを調整していました。
日本の医療現場や教育機関では制限がある環境の中でも、海外の医科大学で行われる研修では、より実践的で精密な構造の理解が深められます。
皮下組織の硬さ、筋膜の重なり合い、神経や血管の絶妙な立体走行など、教科書の2次元の図説では決して学べない「生きた構造」を学ぶ事ができます。
ご献体への感謝と、治療家としての想い
この貴重な研修は、自らの体を医療の発展と後進の育成のために捧げてくださったご献体者様、そしてそのご意思を尊重し送り出してくださったご遺族様の深いご理解とご協力があって初めて成り立つものです。
尊い命の証であり、最高の教科書でもあるご献体に触れさせていただくことへの深い感謝の念を忘れることなく、学んでまいります。
「より安全で、より効果の高い治療技術を提供する」
ご献体からいただいた貴重な学びを糧とし、患者様の健康と笑顔へ還元することこそが、私たち治療家の責任だと考えております。
さらにレベルアップした姿で皆さまをお迎えできるよう、しっかりと学び、多くの吸収をして帰ってまいります。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
帰国後の施術を、ぜひ楽しみにしていてください!
