こんにちは!
武蔵小杉はりきゅうここわの阿部です(^O^)
花粉症には辛い季節となりましたが、皆さま体調はいかがでしょうか?
年度末に向けて徐々にお仕事や新生活の準備で忙しくなる方が多いと思いますが、お辛くなる前にぜひメンテナンスしていきましょう♪
今回は、うつ病の方の減薬・断薬と鍼灸治療の症例をご紹介します<(_ _)>

30代 女性 デスクワーク
主訴 うつ病の薬を減薬したい
【状況】
現在、うつ病の治療で精神内科に通院しているが、減薬したい。
以前にも減薬にチャレンジしたが失敗したため、不安がある。
なので、鍼灸治療を併用して再チャレンジしていきたい。
【現在出ている症状】
・不安感を感じている
・たまにクラッとするめまいがある
・疲れてる時は耳鳴りが左右とも出る
・寝つきが悪く、途中で起きてしまう。夢も多い。
・社会人になってから肩こりと眼精疲労を感じている
・便秘と下痢を繰り返している
・末端冷え性
【考察】
・「ピークの頃よりはうつ症状落ち着いている」と仰っていたが、不安感、睡眠、胃腸、耳鳴り、めまい、冷えといった自律神経の機能低下による症状は出ている
・慢性的に首肩こりを感じている
上記のことから、
・東洋医学で言う「肝」「心」「脾」「腎」がまだ本調子ではなさそう
・自律神経もまだまだ乱れている状況なのではないか?
と思い、まずは現在出ている症状の改善、緩和を目指す治療から始めました。
(ここでいう肝、心、脾、腎は臓器そのものではなく、身体の機能システムを意味します。)
【SSRIとは?】
みなさんも病院ではたくさんのお薬を処方されてきたかと思いますが、その中に「SSRI」というグループのお薬があります。
SSRIとは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(Selective Serotonin Reuptake Inhibitor)の略称です。
SSRIはうつ病や不安症の治療でよく使われるお薬で、脳の中のセロトニンを増やして、心の安定を助ける働きがあり、心と身体の安定に関わるホルモンです。
セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれていて、うつ病では、このセロトニンの働きが弱くなっていると考えられています。
ただし、SSRIの服用を急にやめてしまうと、めまい、不安感、不眠、イライラ、強い疲労感などの離脱症状が出る事があります。
そのため、「急にやめずに少しずつ減薬」「医師の管理下で断薬」が基本となります。
【鍼灸でできること】
鍼灸は、うつ病そのものを治すというより、身体が回復しやすい状態を作るということがメインになります。
自律神経の安定、睡眠の質の改善、身体症状の軽減、安心できる時間を提供することが大切です。
東洋医学では、うつ症状は「心が弱い」のではなく、身体が疲れすぎているサインと考えます。
身体が整うと、心も少しずつ軽くなっていくので、現在出ている各症状に対してアプローチしていきます。
【東洋医学で診るうつ症状のプロセス】
肝・・・ストレスと感情の調整役(主に気の巡り)
心・・・こころの中心(主に睡眠と安心感)
脾・・・気力とエネルギーの源(主に消化と気力)
腎・・・回復力と生命エネルギー(主に回復)
ストレス
↓
肝の滞り(気が流れない)
↓
心が不安定(不眠、不安)
↓
脾が弱る(エネルギー不足)
↓
腎が消耗(回復力低下)
【治療のポイント/経過】
初回時は、交感神経が優位のためか刺激に敏感に反応していたため、痛みを感じやすい状態だったので、刺激量は弱めに治療する。
痛みを感じる箇所が多く、使いたいと思う経穴は何ヶ所か使えなかった。
2回目:肩こり、めまい、耳鳴りは改善していた。
3回目:医師から減薬の許可が出たので減薬スタート初日。
4回目:離脱症状で不安感を感じていたが、初回と比べ使いたい経穴は使えたので、自律神経のバランスは整ってきた印象。冷え症状改善。
5回目:風邪を引いたため一時的に減薬ストップ。前回から2か月ぶりの治療。
6回目:今回も2か月ぶりの治療。風邪が治ってから調子良く、減薬→断薬に。断薬しても離脱症状出ない。通院も卒業された。
初回から4回目の治療までは週1回での治療ペースで行いました。
その後は体調も回復し、現在はデスクワークによる慢性的な肩こりでメンテナンスされています。
お薬を飲みながら鍼灸を受けることは、頼りすぎではなく「回復の選択肢を増やしている状態」です。
もし気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください<(_ _)>
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武蔵小杉はりきゅうここわ
