武蔵小杉徒歩4分の鍼灸治療院。首肩こり、腰痛、自律神経の乱れまでご相談下さい。

こんにちは!
武蔵小杉はりきゅうここわの阿部です(^O^)

梅雨入りし、ジメジメした暑さが続いていますが、皆さま体調は崩されていませんか?
湿度が高くなるこの時期は、喉に痰が絡んだような症状でお悩みの方が増える季節でもあります。

今回は、「痰かな?」「喉に何か引っかかってるかな?」というお悩みを抱えていた患者さまの例を挙げながら、その症状について紹介していきます♪
皆さんも当てはまる症状があるかチェックしてみてください♪

 

30代女性 デスクワーク

【症状】
    • 2週間前に風邪をひいたが、痰だけが長引いている
    • 病院で検査をしたが異常はなかった
    • 同時期に夜に動悸も出るようになった
    • 倦怠感が続いている
    • 寝つきが悪い

 

【考察】

・転職後まもなく発症したこと
・転職後により精神的ストレスが多いこと
・喉の異物感は病院での精密検査に異常がなかったこと
・動悸や不眠、倦怠感の自律神経症状があること
・花粉症を疑ってアレルギー検査もしたが陰性だったこと
・体質的に少しむくみ体質で、末端冷え性もあること

上記のことから、私はヒステリー球/梅核気ではないかと考えました。
(同じ症状ですが、西洋医学ではヒステリー球、東洋医学では梅核気という呼び方になります)

ヒステリー球の症状を抱えてる方の多くは併せて自律神経系の症状も抱えてることが多いです。
自律神経系の症状は主に動悸、息切れ、不眠、胃腸の不調など。

 

【ヒステリー球/梅核気(ばいかくき)とは?】

ヒステリー球とは喉の奥に、何も無いのに何かが詰まっている感覚があり、吐き出そうとしたり飲み込もうとしても取れない症状のことです。
病院で検査をしても異常が無く、飲食物の通貨には支障が無いのが特徴です。

 

東洋医学でみるヒステリー球は、五臓六腑の「肝」と「脾」がストレスや疲労によりダメージを受けてしまうと、全身の「気のエネルギー」や「水」の巡りが悪くなり症状が出ると考えられています。

 

【治療経過】

1回目

ヒステリー球の症状と自律神経系に関係する肝経や水をコントロールをツボを使用する。

2回目

1回目の治療後、ヒステリー球や睡眠などの症状は変化なし。

3回目

2回目の治療後、ヒステリー球や睡眠、動悸といった症状の良い時が少しずつ増えてきた。

4回目

3回目の治療後、ヒステリー球の症状がだいぶ改善され、少し気になるくらいのレベルまで落ち着く。

5回目

4回目の治療後、ヒステリー球の症状は消失。睡眠や動悸の症状も気にならなくなった。

 

【治療のポイント】

ヒステリー球の治療では、「肝」「脾」「気の巡り」「水の巡り」にアプローチをすることが多いです。

今回私が特に意識をしたポイントが【水の巡り】です。

余分な水を排出するルートは主に3つあり、1つ目は排泄物としての排出、2つ目は汗としての発汗、3つ目は一般的にはイメージが付きづらいですが、わずかに呼吸にも関係しています。

ですので、今回私は呼吸に関係するところにアプローチしてみました。

 

【東洋医学でみる梅核気】

一口に梅核気といっても、その発症機序はさまざまで、1人1人の原因は異なります。

①気鬱痰結(きうつたんけつ)パターン
気の流れが滞ってしまうことにより、体内に余分な水が溜まります。
それがドロドロとした痰に変化していまい、体の中で悪さをしまう。

主な症状は、喉の異物感、咳、胸満感

 

②気鬱陰虚(きうついんきょ)パターン
上記の気鬱痰結と同様に、気の流れが滞ることにより痰が生成されます。
気鬱陰虚の場合は、その痰が長く留まる事により熱を帯び、その熱が体の中で悪さをします。

主な症状は、喉の異物感、不眠、耳鳴り、微熱、喉の渇き

 

③気血両虚(きけつりょうきょ)パターン
上記2つと同様に気の流れが滞ることにより痰が生成されます。
まずは気が滞り、その後だんだんと不足していきます。
東洋医学では気と血はそれぞれ相互しあっている関係なので、気が不足すると一緒に血も不足していきます。
気と血が不足することにより、体では様々な症状が出ます。

主な症状は、喉の異物感、動悸、息切れ、安静時でも汗が出る、食欲不振、目の前が暗くなる、倦怠感

 

 

「ただ痰が絡んでるだけ、なんとなく息苦しいだけ、なんとなく動悸がするだけだから大丈夫」と放置せず、少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください<(_ _)>

 

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武蔵小杉はりきゅうここわ


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