こんにちは!
武蔵小杉はりきゅうここわの阿部です(^O^)
9月に入り、雨は多いですが気温は秋らしくなってきましたね♪
読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋、
みなさんはどの秋を満喫予定でしょうか?
今日は、スポーツ中に起きた膝の痛みについての症例をご紹介いたします<(_ _)>

60代女性 デスクワーク
主訴 膝裏の痛み
【症状/経緯】
・スポーツ中に転倒や打撲などの明らかなきっかけは無かったものの、膣全膝裏に強い痛みが出現。
・痛みは腓腹筋の両側頭付着部付近にみられました。
・痛みにより歩行が困難となり、膝を曲げる、伸ばす動作ともに難しい状態でした。
・病院でレントゲンおよびエコー検査を受けましたが、関節や靭帯、半月板などに明らかな異常はみられませんでした。
【所見】
・膝の靭帯損傷を確認する徒手検査では、明らかな異常はみられませんでした。
・自動運動では痛みにより膝の曲げ伸ばしが困難でしたが、他動運動では可動させることができました。
・膝周囲には腫脹がみられました。
【考察】
今回の症例モデルの患者さんが行っているスポーツは、ステップやダッシュ、急な方向転換、ダイアゴナルの動きなど、膝に繰り返し負担がかかる動作が多い競技です。
(マイナースポーツのため、競技名は伏せさせていただきます)
今回の強い痛みが出る以前にも、転倒して膝を打ったり、ランナーズニーのような膝外側の痛みを感じたりすることがあったとのことでした。
そのため、競技による負荷が繰り返しかかる中で、無意識に膝をかばうような動作が生じ、膝周囲の筋肉や軟部組織に負担が蓄積していた可能性を考えました。
また、自分で膝を曲げ伸ばしする「自動運動」では強い痛みが出る一方、力を抜いた状態で動かす「他動運動」では動かすことができました。
画像検査や徒手検査でも明らかな異常がみられなかったことから、膝関節周囲の筋肉や軟部組織の関与を考え、痛みや腫れの状態を確認しながら施術を行いました。

【治療内容】
まずは膝の痛みや炎症を落ち着かせることを優先し、膝をかばうことで周囲の筋肉や他の部位に負担がかからないよう、状態を確認しながら施術を行いました。
2回目の治療後には、ピーク時を10とすると2程度まで痛みが軽減しました。
「しゃがむ動作ができず、日常生活上で不便」とのことだったため、痛みが落ち着いた後は、しゃがむ動作の改善を目標に治療を継続しました。
治療と並行して、ご自宅でもセルフトレーニングを行っていただきました。
【膝の解剖学】
膝関節は、単純に曲げ伸ばしをしているだけでなく、曲げ伸ばしに伴ってわずかな回旋運動も起こっています。
その代表的な動きが「スクリューホームムーブメント」です。
膝を伸ばしきる直前には、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間にわずかな回旋が起こります。
非荷重時には脛骨が大腿骨に対して外旋します。
この動きによって膝関節がしっかりとかみ合い、膝を伸ばした状態でのが安定性が高まります。
反対に、膝を曲げ始める際にはロックが解除されます。
この動きには膝の後ろにある膝窩筋などが関わっています。
また、膝関節の安定性には、前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯などの靭帯や、衝撃を吸収して関節の適合性を高める半月板、さらに大腿四頭筋やハムストリングスなどの膝周囲の筋肉が関係しています。
このように膝関節は、骨や靭帯、半月板、筋肉などがそれぞれ働くことで、安定性を保ちながらスムーズに動くことができます。
これからスポーツの秋!
アウトドアに行かれる方も多いと思います。
涼しくなって動きやすくなった分、予想外のケガも増えると思うので、気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください<(_ _)>
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