皆さん、こんにちは!武蔵小杉はりきゅうここわの長嶋です。
当院には、
- 「指や手が痺れて力が入りにくい」
- 「腕の奥の方がジワジワ、重だるく痛む」
といった、腕や手の神経痛でお悩みの方が多くご来院されます。
一見すると同じような「手の痺れ」でも、原因は人それぞれ異なります。
今回は、「首のヘルニアが原因だと思って治療を受けていたけれど、なかなか良くならなかった」という方の改善事例をご紹介します。
30代女性(現在妊娠中)/右の拇指・薬指~前腕(肘から下)の痺れ

【症状】
右の親指・薬指、前腕の痺れ、手のむくみ
【これまでの経過】
産後6か月の頃、急に腕(足にも)強い痺れが出現し、救急車で運ばれるほどの状態に。
その後症状は落ち着いたものの、病院で「頸椎ヘルニア」と診断されました。 整形外科に通い、ブロック注射で一時的に和らいだものの1週間で元通りに。
「運動で改善するかも」とパーソナルジムにも通われましたが、かえって症状が悪化してしまいました。
ご来院の1か月ほど前からはさらに症状が強くなり、「夜寝ている時も痺れや痛みで寝れない、目が覚める」という状態で、当院にお越しになりました。
《ご妊娠中の方の施術について》
当院では、母体とお腹の赤ちゃんの安全を第一に考え、
- 【当院のご利用が初めての方】
- 【鍼灸治療そのものが初めての方】
- 【安定期に入っていない方】
のいずれかに該当される場合は、より専門設備と知識が整ったマタニティ専門の鍼灸院(武蔵小杉南口)をご紹介しております。
今回のケースでは、過去に当院をご利用いただいたことがあり、当時と同じスタッフが担当するため、安全に配慮して施術しております。
【症状の特徴(増悪・寛解因子)】
- 指を強く握り込むと痺れる(手を振ると少し楽になる)
- 自転車に乗ると痺れる(手を下ろして振ると楽になる)
- 仰向けや、右側を上にして横向きに寝ても痺れる
なぜ「首の治療」だけでは治らなかったのか?
お体を詳しく検査させていただいたところ、いくつかの重要なポイントが見えてきました。
- 手首や胸元での神経の圧迫(手根管症候群・胸郭出口症候群の反応)
首の動きでは痺れに大きな変化がありませんでしたが、手首や胸の筋肉をテストすると症状が誘発されました。 - 複数の場所で神経が圧迫されている(ダブルクラッシュ症候群)
1箇所だけでなく、「首」「胸」「手首」など、神経の通り道の複数箇所で同時に圧迫が起きている状態が考えられました。 - 妊娠による「むくみ」の影響
妊娠中はホルモンバランスの変化で水分を溜め込みやすく、関節の靭帯も緩みやすくなります。手のむくみが手首の神経の通り道をさらに狭くし、痺れを強めていた要因でした。
このように、「首だけの問題」ではなく、「首・胸・手首での神経の絞扼(締め付け)」や「妊娠による体の変化(むくみ)」が複雑に重なっていたことが、なかなか改善しなかった理由と考えて治療方針を立てました。
- 神経の通り道全体(首〜鎖骨周り〜肘〜手首)の圧迫を緩める施術
- 痛みを庇ってアンバランスになっていた全身の調整 を中心に行っていきました。
【施術経過】
初回は、当初の要因と考えられた首の調整に加え、神経の走行に沿ったアプローチと、痛みを庇って緊張していた全身の歪みを整えました。
2回目
夜間の痛みや痺れは軽減し眠れるようになり、安静時の痺れもやや軽減が見られました。
自転車に乗る際の痺れは変わらず。
3回目
夜間の痺れは消失しました。それ以外は変わらず。
4~5回目
薬指のみ痺れは変わらず、拇指は軽減、前腕の痺れは消失しました。
全体的に症状は軽減し、また、胸郭出口症候群の検査では陰性(正常)となりました。
現在も治療継続中です。
◆ 最後に:同じような「手の痺れ」でお悩みの方へ
今回のケースのように、「手の痺れ=首が原因」とは限らないことが多々あります。

- 原因が何箇所にも重なっている場合
- 妊娠・出産・加齢などによるお体の変化が影響している場合
- 普段のお薬や体調が影響している場合
など、複数の要因が絡み合っていると、単一の治療だけでは変化が出にくいことがあります。
「病院に行ったけれど原因がよく分からなかった」 「首の治療を続けているけれど、なかなか改善しない」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度「武蔵小杉はりきゅうここわ」にご相談ください。お一人おひとりの本当の原因を見極め、しっかりサポートさせていただきます!
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